絶縁工法や断熱工法の盲点

アスファルト防水
アスファルト防水
アスファルト防水下部のクラック

写真は外断熱防水を剥がした時の状況です。施行はコンクリート躯体などに断熱層を貼り付けた後、表層に防水層を形成させて一体化します。断熱層である断熱材は多くの場合スタイロフォームなどの発泡成型系材料が使用されますが、コンクリート面に不陸がある関係で材料との間に隙間が存在しています。よって、その隙間に雨水が浸入した場合にはコンクリートにクラックなどがあると下階に雨漏りが発生致します。問題の多くは雨の入り口と下階雨漏りの位置が大きくずれてしまう傾向にあるという事です。遠くで浸水してもその周辺のコンクリートに不具合がなければ雨水は時間と共に徐々に拡大していきます。そして、クラックに到達した時点で雨漏りの現象として認識されます。そして、溜まっていた雨水が無くなるまで雨漏りは継続します。発生時間が遅く継続時間が長い場合はこのケースが疑われます。発見にも時間が掛かります。散水調査では当日中に結果を出せない事も有り、翌日に再現が出来たとしてもいつの時点での調査水なのか?の判断をすることは極めて困難だと言わざるを得ません。その場合、雨漏り箇所の直上部分を掘り下げます(写真)。するとかなりの高確率で原因のクラックを発見出来ます。そして、そのクラック全体を把握した上で直接止水を行い、まずは雨漏りをくい止めます。その後、雨水が流れて来る方向を見定めて浸水箇所を追い込んで行きます。防水層に原因がある場合の雨漏りに関してだけで語らせて頂くのであれば、露出型の塗布防水が一番発見し易く補修もし易いと言えます。軽く、塗り重ねも容易な事を加味した場合ウレタン塗膜防水が優等生という事になるのでしょうか。

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