床下点検口を取り付けて内部を確認した時点で分かった事がありました。この床下には水溜りが出来るのだと。そういう形跡が見受けられたのです。
床下に水溜りなど本当に出来るのでしょうか。それは珍しい事ですよね?そうでもないんでしょうか?だいたいにしてどこから雨水がやって来るのですか?
それを読み解くのが私たちの仕事です。実際写真のように浸水して来ました。それはそれでありえませんよね。でも、雨漏りしている上階が屋根や屋上でもないのに下階天井から雨が漏って来る場合の経路はこういった現象が多く関わっています。浸入位置と浸出位置も水平方向に大きくズレてきますので推測も難解になってきます。
この写真の状況になるまでに30分以上散水していましたが、下階に雨漏りが再現されるまでに更に2時間以上掛かりました。今回の雨漏りがたまにしか発生しない理由がこれではっきりしました。
もし、床下点検口で内部を確認出来ない状況だったとしたら3時間近くも同じ場所に散水していたかどうか・・・。簡単にはいかない理由がここにもありました。
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