意外と盲点、折板屋根を長持ちさせる簡単な方法

鉄骨造

 皆さん折板屋根はご存じだと思いますが、実は大きく分けて3種類あります。

「重ねタイプ」・「ハゼ締めタイプ」・「嵌合(かんごう)タイプ」です。
今回は鋼板の継ぎ目をボルト固定する一般的な「重ねタイプ」のお話となります。



折板屋根の寿命は「鋼板の厚み」「鋼板の種類」「メンテナンス頻度」により大きく変わります。

よく用いられるガルバリウム鋼板で約20~30年メンテナンスに関しては約10~12年ほどで必要です。

特に「重ねタイプ」はボルト部分に発生した錆や腐食が拡がり雨漏りに繋がることが多いです。
また、ボルトは折板屋根を固定する屋根上にあるため、簡単にボルト部分のみ交換することはできません。

この問題を解決してくれるのが「ボルトキャップ」です。
「ナットキャップ」「テンキャップ」「サビヤーズ」……などなど様々な商品名で販売されてます。

素材は耐候性に優れる「ナイロン」や「塩化ビニール」で価格も安く手頃に交換できます。

屋根に合わせ様々なカラーバリエーションもあります、うれしい。

折板屋根とボルトキャップ

取り付け方法はボルトキャップにコーキングを充填し、ボルト(ナット)に固定します。

ボルトキャップは折板屋根に無くてはならないものです。
もし設置されていない場合は、雨漏り対策や折板屋根の塗り替え時に取り付け、交換をご検討ください。