あの出窓

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DSCF5644  まずは散水調査で位置を特定します。

 

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外部はこんな感じです。タイル目地にひびが発生しています。原因としては挙動や収縮に伴う躯体コンクリートとサッシ埋モルタルの継ぎ目付近の剥離やひび割れと共にタイル目地まで割れてしまった事です。ひびから壁内に侵入した雨水は呑み込みの浅いサッシ立上りの奥まで到達してから室内に落下したようです。

 

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斫ると立上りの端末が確認出来ます。周辺のモルタルの裏に雨が入るようです。

 

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取り急ぎ仮補修しておきます。採寸して板金加工を待ちます。

 

DSCF6378  躯体に到達するまで溝切りします。

 

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糊を併用しつつ板金カバーを取り付けます。上端は躯体コンクリートまで到達させます。

 

DSCF6393 DSCF6394 DSCF6395  各所納まりです。匠の技です。

 

DSCF6403  穿孔してビス止めします。

 

DSCF6437  プライマー塗布後シーリング打設します。

 

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完成です。シーリングの色もバッチリです!念のため両サイドは水が抜けるようにしてあります。

 

この後確認散水を行い改善が確認されました。この方法で再発した事例は今のところありません。今回はコンクリート造でしたがALC造も同様の納まりで改善する事が可能です。注意点としては、出窓と板金の取り合いが今後の挙動によりシーリング破断する可能性があります。もしも強力な風雨がシーリング破断箇所に吹きつけたとしても既存タイル(または捨てシーリング)があるので出窓の立上りを乗り越える事は考えにくいでしょう。但し、定期的にシーリングの状況確認と適時の補修を行う事が肝要だと考えます。

 

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投稿者:

kensuiprotect

雨漏りの形態は、建物の構造や状況によってそれぞれ違って参ります。さまざまな雨漏りの状態を的確に受け止め、先入観を持たずに対応する事が雨漏り修理には大切です。複合的な原因により雨漏りが発生している事も多く、一度の処理だけでは改善しないかもしれません。しかし、状況の観察や諦めずに対応を続ける事により、必ずや雨漏りを解決致します。 たかが雨漏り、されど雨漏り、私たちは諦めません。皆様も私たちと一緒に諦めることなく雨漏りに立ち向かって参りましょう。 【建物を雨水から守る会社、建水プロテクトです】  雨漏り診断士 藤田 裕二

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